説明
2013年から日本各地の夜桜を独自の手法で撮影している。 ライトアップされて日中とは違う姿を見せる夜桜は、私をいつも熱狂させてきた。
人工的な光に照らされた桜を前にして、私は自分の表現したい桜の姿を想像する。
これらの写真は多重露光ではなく、長時間露光を使って一度のシャッターで完結させてい
る。
長時間露光で像と像を結ぶ手法を使うことによって、自身の美的感覚による桜の配置の計
算と即興による偶然性を結びつける。
この手法でカメラが産み出すイメージは、私の想像を超えてまた別の桜の姿を写し出し、
さらに私を熱狂させる。
その繰り返しに一喜一憂し、表出されたこれらの写真には私の表現したい美が写っている。
*2021年3月30日〜4月11日にてルーニィ・247ファインアーツで開催された小林卓哉の作品をまとめた作品集です。
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