説明
『Station』
鷲尾和彦=著 梨木香歩=寄稿 須山悠里=デザイン
誰もがさまよう「難民」の時代に
パンデミック時代を生きる私たちは、人々が行き交う駅のホームでの風景に何を見るのか。
自らの新しい地図を描き出すためのレッスン。
「2015 年9月9日、オーストリア・ウイーン西駅。欧州から日本への帰途にあった私は、空港へ向かうバスに乗り換えるために降りた駅のホームで、あふれんばかりに押し寄せる人の波に突如としてのみ込まれた」??写真家・鷲尾和彦が撮影したのは、自国を逃れてヨーロッパへと向かう中東やアジアの人々。
遥か遠くの存在と分類されがちな彼らと自分を分けるものは、果たしてあるのか。
不安や希望を抱えながら「移動」を続ける1人ひとりの表情に表れる人生に思いを馳せるうち、読者は自らの人生を重ね合わせていきます。
本体3,600円+税/
88頁/ダブルトーン+カラー/A4変形・上製・栞投げ込み/日英バイリンガル
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