Dai Ito 作品集「Futurish」

2021年7月6日からのルーニィでの企画展にて開催のDai Ito作品展「Futurish」カタログ。
実際の作品は、写真をベースに彩色し、シルクスクリーンを施したアクリル板が重ねられ、アナログ的にレイヤーが重なる。
過去、現在、未来
人間による想像、時間、場所の重なりによって「近未来」が表現されている。
人類の未来は、ユートピアなのか、ディストピアなのか?
90年代のインディペンデントムービーさながらに、描かれるDaiItoの作品は鮮やかな色彩の中に人間味があり、不思議な魅力をたたえている。

2,700円(税込)

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説明

この数年、我々が見てきた「未来像」は様々な出来事に一喜一憂しながら、不安と共にブレにブレまくったと言える。
いや、実を言えば、これは正確ではない。
以前から「未来像」は、その時々の現在を反映しながら常にブレてきた。
いや、もっと言えば「未来像」は現在を反映しているという概念すら怪しい。
現在を見極めるのは簡単ではない上に、多くの人にとって「現実を反映した未来像」を直視するのはハード過ぎる側面があったからである。
では、今まで我々が見てきた「未来像」とは何を反映していたのか?
現実を反映しているつもりの「未来像」ではあったが、特定の事象を強調してディストピア小説のように歪んでいたり、或いは過剰なほど楽観的になっていたりと、実際の未来とは大きくかけ離れていた。
思うに、これらの非現実的な「未来像」の根底にあるのは、我々が常に抱いている「未来に対する不安」ではないだろうか。
多種多様な「未来像」の違いは、その不安が悲観的、或いは、楽観的な形で顕在化するかの違いでしかないように思える。
我々が見てきた「未来像」は現実を反映した像ではなく、我々が未来に対して感じている不安を反映した「未来 “っぽい” 何か」だったのだろう。
ミステリアスだがリアリティーがあり、ある時は混沌とした世界観で我々を絶望させ、またある時は楽園のような世界を提示してくれていた「未来 “っぽい” 何か」。
良くも悪くも、我々は自らが抱く不安から生じる「未来 ”っぽい” 何か」に魅了され、将来への警鐘や希望として捉え、時にはライフ・スタイルとして追い掛けて来たのである。
言い換えれば、現実を反映していないとしても、我々の「未来 ”っぽい” 何か」は不安と共にブレているが故に、常に無限の可能性に満ちている。
“Choose your future” – Trainspotting (1996)

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