説明
ルーニィ企画展 エドワード・レビンソン 「A 70 Year Jpurney | 70年の橋を渡る」 図録
会期:2024.07.04(THU)-2024.07.14(SUN)
2020年パンデミックの始まりの時期、わたしたちのほとんどは、今まであまり意識していなかったことを、無理やりに見なければなりませんでした。
わたしはアトリエの棚のカメラと道具を見つめながら、20年前にブタペストで買った中古カメラをまだ使用していなかったので、試すことにしました。1950年代にハンガリーで作られたこのカメラは、シンプルなベークライト「パジャタ」カメラです。(ハンガリー語でパジャタは「仲間」という意味。このカメラの年齢はわたしと同じくらいですね!)
それで気楽に、自分の今居る近所を廻って、普通のものを見て、被写体がこのソフトなレンズでどうなるか想像しながら、パンデミックの状況が緩和されるにつれてロケ地を広げながら撮影しました。
そして、このカメラには“普通の”風景を、“特別”に見せる力があることに気づきました。
ただ被写体を見つけ、古くて見にくいファインダーでフレミングを決めて、息を止める、シャッターを押す。現代フィルム乳剤を使用し、自分の暗室で現像して、そのあとはパソコンでスキャン、画像処理をして、アーカイブインクジェット印刷で仕上げる。
新しい見方で、70年の橋を渡ります。
# EdwardLevinson # A70YearJourney
レビュー
レビューはまだありません。