説明
ヨーロッパの” 食” をテーマに展開する作品展第一弾としてこの「コンテ」が企画された。
その作品はエリオグラビュールという 19 世紀の銅板を使用したプリントで製作している。
プリントはフランス人間国宝によるもの。
自然と人の業が織りなす作品となっている。
コンテとはフランス、スイスとの国境付近のジュラ地方で作られるチーズ。
コンテ・チーズはジュラ山脈の厳しい自然があってこそ生まれたチーズ。
そこに住む牛、長い冬のおかげで熟成されたチーズが生まれた。 その歴史は、1000年以上と言われる。
「コンテチーズは 人が作るモノでは無い。自然が生んだチーズを人が手伝っているだけ」
熟成士がそう言うコンテは数ヶ月、数年かけて育てられていく。
そんなコンテ・チーズのジュラ地方を撮影。
この地方のモンベリアール牛の農家、100年前と同じ手法で手作りされるチーズ工房。
ナポレオンが建てた、かつてフランスで 2番目に大きな要塞だった熟成庫を LEICA で収めた。
◎写真家 櫻井朋成 プロフィール
フランスに移住して19 年。 ヨーロッパの伝統、歴史を追ってヨーロッパを収める。
ライカ・フランスのオフィシャル・フォトグラファーとして活躍するほか 車・銃器の写真、記事などを日本のメディアに寄稿する。
使用するカメラは LEICA をはじめ CONTAX を愛用する。
「オデッセイ」
エリオグラビュールという19世紀の技法で製作されている本作エリオの工房で製作するファニー・ブーシェさんの様子や、説明も収録されております
「神に護られて」
「受け継ぐもの」
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